こんにちは、YUKIです。
アメリカに移住した当初、月収7万円でした。しかし、あるビジネス戦略を使って、21歳の頃自己資金ゼロで起業し、22歳で手取り月収60万越えを達成しました。
27歳現在は、LAと日本でマーケティングコンサルティングの会社を経営し、月収100万を越しています。
本記事では、私が短期間で起業し投資とリスク0でビジネスを拡大した秘密を大公開します。
この記事で学べること
- 関係資本とは何か
- 関係資本の活用に必要なこと
- 関係資本を活用して初期投資・リスク0で起業しビジネス成長する方法
私が実際に試して効果があった方法なので、資金ゼロから起業しビジネスを拡大して行きたい方は、参考にしてください。
この記事を書いた人
✔️マーケティング| 個人コーチング・企業コンサルティングも行なっています
興味のある方はこちらよりお問い合わせください。
初期投資ゼロ、ノーリスクでの起業を可能にしてくれる『関係資本(リレーショナルキャピタル)』とは?
まずは、関係資本の定義と全体的なコンセプトに関して、実例を使いながら分かりやすく解説します。
関係資本とは
一言で説明すると、自分にはなく他者が持つスキルや、資金、知識、経験、人脈、その他資源を、自社ビジネスに再活用することで、より最速で、より力強く、無駄とリスクが少ない方法でビジネスの成長達成を可能にしてくれる戦略です。
さらに砕いて言うと、相手との関係(=リレーションシップ)をうまく活用し、ビジネス成長を達成していく考え方です。
世界一のマーケティングコンサルタントと称される、ジェイ・エイブラハム氏が提唱し、世界中の起業家の間で広まりました。
例えば、あなたが、美的スキルに富んでいるけど、マーケティング力ゼロの、絵画を販売する画家だとします。
その場合、以下のどちらの方法を取ることが効率的だと言えるでしょうか?
- 数年の月日をかけて、一からマーケティングを学び、3年後にやっと自力で5万円の絵画を1枚売る
- 起業一年目から、マーケティングに特化したフリーランサーと協力し、毎月5万円の絵を6枚販売する。そして、利益の30%をプロフィットシェア。
極端な例ですが、後者の方が3年間で541万円多く利益を排出します。
このように、自社にない資産を一から育てるよりも、自社が必要な要素を既に手に入れている他人の力を借りた方が、無駄とリスクを削減できる場合が多いです。
ちなみに、関係資本を活用したビジネス戦略の代表例には以下があります。
- ジョイントベンチャー
- リファラルパートナーシップ
- 戦略的アライアンス
- アウトソーシング
- プロフィットシェアによる共同プロジェクト
関係資本で3億円の資金を手に入れた22歳の夏|実例
それではここで、この関係資本のコンセプトを活用して起業した、私の実際の体験談をお話しします。
アメリカンドリームを手に入れるために、渡米したのですが、移住すると、21歳、学歴ゼロの自分には、起業のための資金も、特に秀でたスキルもありませんでした。
一生懸命、全力で創造的になり考えた結果(笑)、自分の強みは、米国文化が理解できること、そして英語が話せることくらいだという結論に至りました。
そこで、「自分の英語力と現地の知識が必要な人はいないかな」と考えたんですね。
すると、通訳のバイトをしていたある日、偶然、日本で美容医療系の大企業を築き上げた、経営者の方に出会う機会に恵まれました。
これはチャンスだと思い、私は、今日まで考え抜いてきた「自分にしか提供できない価値」のアイディアを、その経営者の方にピッチングしたのです。
こんな感じです…
「私は英語が話せて、日本文化とアメリカ文化の両方を理解できます。しかも、カリフォルニアの土地やトレンドに関しては、一般の日本人の数百倍詳しいです。空手をしていたので、強い精神も鍛えているし、必要な情報は英語で調査して、すぐに提供することができます。私なら、あなたが米国にビジネス進出をする際、現地の大きなリソースになることが可能です。私に、仕事をくれませんか?」
するとその数ヶ月後、経営者の方より、アメリカでビジネスの立ち上げを任せる、という依頼と共に、3億円の投資資金が送られてきました。
その一年間後、無事ロサンゼルスに、病院2クリニックと手術室1件を、ほぼ一人で立ち上げたのですが、その経験を通して、私は、月収が跳ね上がっただけでなく、起業家としての次のステップに繋がる、貴重な知識と経験を、実践を通して学ぶことができました。
また、私が起業をした会社の経営者の方は、ビジネス業界でとても名の知れた方だったので、彼からのエンドースメントや、彼の人脈を通して、一般の若者だと相手にしてもらえないような業界トップの方々とも、起業に際してミィーティングを行なったり、サポートを頂いたりすることができました。
資金・知識ゼロの若者が、数億円規模の起業を、ほぼ全て一人で行えるという、お金では買えない絶大な経験を手に入れたのです…しかも、自分の力だけではアクセスできない層の人たちのコミュニティーへの参加権も手に入れました。
このように、リレーショナルキャピタルを使うと、経済的な成功だけでなく、経験や知識も吸収できるのです。また、現在の自分のレベルでは手が届かないチャンスにも、他者のブランド力や人脈を借りてアクセスすることが可能になります。
一気にレベルアップすることを可能としてくれる戦略です。
関係資本の活用に必要なこと
それではここからは、関係資本を使って実際にビジネスチャンスを手に入れるためには何が必要なの?という皆さんの疑問に答えます。
結論から言うと以下です。
- 自分が相手に提供できる価値を知ること
- コミュニケーション力
- ネットワーキング力
深堀して説明します。
自分が提供できる価値を知る
まず、相手にメリットをもたらすことが出来る、何かしらの価値がなければ、他者との協力パートナーシップは組めません。また価値が「自分以外の誰にも提供できない何か」であればあるほど、相手からイエスを引き出せる可能性が高くなります。
自分には大した取り柄がない、と思われた方もいるかもしれませんが、どんな人であっても、独特な価値は持っています。
先程の話を例に出すと、有名大企業のオーナーと、学齢なしの21歳女性の私を比べると一見、私には提供できる価値など何もないように見えますよね。
しかし、本気で探すと、誰でも価値となる強みやスキルを自分の中に見出すことは可能です。
唯一無二の存在になるコツは、自分の強みを掛け合わせること。
私の場合、「英語力」「現地知識」「文化理解」を掛け合わせることで、魅力的なピッチングを形成できました。英語を話せる人は沢山いますが、現地独特の文化や知識を理解した上で、米国市場リサーチをできる人はあまりいないでしょう。
物事の見方や、向き合い方次第で、何事もメリットに変えることは可能ですし、他者に求められる人材や資源になることは誰にでもできます。
例えば、仮にあなたの経験が浅くても、やる気と情熱が誰よりもあると断言できれば、それは、経営者にとっては価値になりえます。経験が浅くてやる気のある人の方が、教育しやすいです。変に知識にまみれて頭でっかちな人よりも、努力して行動するため、成長も早いですので、ポテンシャルが高いと思います。
いますぐスキルを発揮できなくても、「自分が持つ可能性」を使ってアピールするのもありだと思います。
コミュニケーション力
相手にない、または相手が必要としている価値を自分に見出すことができると、次は、相手に魅力的な方法で、価値の提案するためのコミュニケーション力を磨くことが大切です。
あなたがどの立場にいても、コミュニケーションの取り方次第で、どんな相手でも説得することは可能です。
ここでのポイントは、相手が何を求めているか、ニーズを深く理解し、それを埋める提案をすることです。
私の例で言うと、大企業の経営者の方は、ビジネスの海外進出に必要な、ほぼ全てのスキル・知識・資産を持っていました。しかし、唯一、英語力と現地文化に関する知識だけは、私にあって、彼にない資産でした。
ここでお伝えしたいポイントは、私は「彼が必要としている何か」を明確化し、必要性を伝え、そのギャップを埋める解決策の提供に集中攻撃したピッチングを行なうことで、自分より遥かにキャリアと立場が上の相手を説得することができたのだ、ということです。
つまり、コミュニケーションのコツは、相手のニーズを的確に把握し、相手が解決策の必要性に気づきやすい方法で会話をこなうことです。
人によっては、自分が必要としている事柄に気づいていない場合もあります。あなたの役目は、状況分析を行い、自分が提供できる価値により、相手のビジネスや人生がどれほどより良いものになりえるのかを明示してあげることです。
ネットワーキング力
最後に、正しい相手とネットワーキングをすることも重要です。自分が提供できる価値を必要としていない相手には、どんなにアプローチしても届きません。
需要と供給がかち合う相手と繋がることで、お互いにとってメリットのあるビジネス関係を組むことができます。
関係資本の根本は、人との繋がりによる成長・拡大なので、人脈を肥やし、周りの人を大切にしましょう。
『関係資本』を活用して初期投資ゼロで起業・ビジネス成長を達成する方法
関係資本を活用したマーケティング戦略はたくさんありますが、ここでは、特に起業計画中の方や、ビジネス開始初期の成長段階にいるビジネスが活用しやすい、リレーショナルキャピタルを使った戦略をいくつか紹介していきます。
お金をかけずに起業する方法
まず、資金ゼロでも起業できるアイディアをいくつかご紹介します。
■プロフィットシェア 成果報酬型で、相手の助けを借りる方法です。 他者のサービスやスキルに対して、結果に応じて報酬を支払うパートナーシップを提案を行います。起業する時、特定のスキルや労働力が必要なのに、十分な資金がない場合に検討するといいでしょう。 成果報酬型のパートナーシップは、ベース報酬が存在しない分、相手にとってはリスクが高い提案となります。ですので、その分、報酬額を通常よりも高く提供するなどし、お互いにとって公正なパートナーシップを確立しましょう。
■ジョイントベンチャー 他のビジネスと共同投資を行い、ビジネスプロジェクトを始動する方法です。 この場合、投資と聞くと費用投資を思い浮かべる人が多いですが、相手との合意次第では、パートナーに資金投資を提供してもらい、自分は、知識や労働の提供による投資を行う内容で契約の合意をすることも可能です。 既に資金を持っているけれど、あなたが持つ知識やスキルへのアクセスを持たない相手を見つけることが出来れば実現します。
お金をかけずにビジネス成長する方法
関係資本戦略を応用することが出来ると、起業時だけでなく、ビジネス開始後も、出来る限りお金をかけず、投資に対するリスクが少ない方法で、ビジネス成長を実現することができます。
■リファラルパートナーシップ 他社からの、口コミによる紹介を獲得するための施策です。方法は多くありますが、代表的な例を上げると以下です。 ・パートナーが独自の顧客に配布できる、自社の特別割引券やギフトカードを無料で提供し拡散してもらう(パートナー側も、資金をかけずに顧客へ特典の提供ができるため、お互いにとって有利な条件となる) ・パートナーの紹介により利益に繋がった新規顧客の数に応じて報酬を支払う 個人的には、コンサルティングなどの価格の高いサービスを購入してくれるクライアント様の大半をこの方法で獲得しています。 他者から紹介してもらえると、それだけで一気に自社に対する信頼が向上するので、成約に繋がりやすいです。
■成果報酬型プロモーション 成果報酬型で、プロモーションを依頼する方法です。最近だと、インフルエンサーを起用したマーケティングなどで、この方法を使っている起業も多く見受けられます。 しかし、インフルエンサー以外の、一般企業とでも、似たような契約を結ぶことが可能です。私の知っている実例としては、ラジオや紙面広告を実施する際に、成果報酬型での契約に成功したという例もあります。 また、他社の顧客リストへ向けプロモーション情報を配布してもらい、そこで獲得したリードや成約件数に応じて報酬を払う提案をすることも可能です。
自社で一から顧客リストを作成するには、時間と莫大な資金が発生します。しかし、同じターゲット層を持つ、提供商品が被っていないビジネスで、既にある程度の顧客情報を蓄積している企業と提携できると、時間・資金・労力を大きく削減したプロモーション活動を行うことが可能になるのです。
また、結果に対して確証のない相手と契約を結ぶ際は特に、成果報酬型の契約から開始することで、プロモーションに対する初期投資のリスクを大きく抑えることができます。
以上、関係資本(リレーショナルキャピタル)を活用して、初期投資0ノーリスクで起業しビジネスを急成長させる方法でした。
参考になったと思っていただけた場合は、ぜひシェアしていただけると嬉しいです!
✔️SNS・マーケティングコンサルティングサービスも提供しています。
>>マーケティング戦略コンサルテーションのご依頼はこちらから