こんにちは、YUKIです。
Facebook広告の運営を考えているけれど、分からない言葉が多くて挫折しそう。
これだけ押さえておけば大丈夫!という、重要度の高い専門用語があれば教えて欲しい。
今日はそのような方へ向けて、最低限知っておけばFacebookのビジネス運営や広告出稿はなんとかなる!という用語を12個厳選して、分かりやすく解説していきます。
✅記事の信頼性 この記事を書いている私は、現在日本とアメリカでSNS/マーケティング戦略コンサルティング会社を経営しています。 これまでに、大企業をはじめとする企業のFacebook広告の出稿代行を行ってきました。 本記事は、実際の経験から得た知識を元に書いているので、情報の信頼性に関してはご安心いただけると思います。
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それでは早速本文へ入っていきます。
Facebookビジネス運用に必要な基礎用語
まずは、Facebookをビジネス活用する時に、最低限必ず押さえておきたい単語を以下3つ解説します。
- Facebookビジネスマネージャ
- 広告マネージャ
- エンゲージメント
Facebookビジネスマネージャ
ビジネスマネージャとは、Facebookが独自で開発し、ビジネスページをもつ全ての団体や個人へ向けて無料で提供している、アカウント管理用ツールです。
特に、複数のアカウントを運営する場合や、チーム内で多数メンバーがアカウントを共同管理する際に便利な機能となっています。
また、Facebook広告を出稿する際には、Facebookビジネスマネージャアカウントの開設が必須となります。
Facebookをマーケティング活用するには必要不可欠な機能なので、必ず理解しておきましょう。
ビジネスマネージャに関する詳しい解説は、こちらの記事で行っているので参考にしてください。
▶︎参考記事:【完全攻略】Facebookビジネスマネージャとは?2021年版
広告マネージャ
Facebookで有料広告を出稿するための、広告配信管理ツールです。
広告マネージャが可能にしてくれることは大きく3つ。
- 広告出稿
- 出稿済みの広告の編集
- 広告結果へのリアルタイムなアクセス
広告出稿から、結果分析まで全てが1箇所で簡単にできる仕組みづくりをしてくれます。
広告マネージャは、先ほど紹介したビジネスマネージャ上に存在する機能の一つです。そのため、広告アカウントを作成には、ビジネスマネージャの作成が必須となります。
エンゲージメント
SNS上でのエンゲージメントとは、ユーザーとの繋がりや接触のことを指します。Facebookの場合だと、「いいね」「コメント」「シェア」「投稿のクリック」などが、エンゲージメントの度合いを示す指標となります。
そして、エンゲージメント率とは、あなたの投稿に対して、どれだけのユーザーが反応してくれたかの割合を数値化したものです。
✅エンゲージメント率の計算方法 エンゲージメント総数(いいね・シェア・コメント・投稿クリック)➗リーチ数(投稿を見た人の合計総数)
エンゲージメント率は、ターゲット層となるユーザーとのコミュニケーション効率や、投稿コンテンツのプロモーション効果を測る上で、とても重要な指標となるので、必ず覚えておきましょう。
Facebook広告運用時の重要用語
Facebook広告運営に関連する専門用語は数多く存在します。
しかし正直なところ、全てを覚える必要はありません。
ということで、広告を出稿する時、これだけ覚えておけばOKという、広告運営と結果分析に必要な数値を9つ厳選しました。
①キャンペーン ②インプレッション ③CPM ④リーチ ⑤CPC ⑥CPA ⑦フリークエンシー ⑧CV/CVR ⑨CTR
いくつ知っている単語がありますか?
各種、見ていきましょう。
キャンペーン
以下の画像を見ていただけば分かりやすいですが、Facebook広告は3段階構成になっています。
キャンペーンという母体があって、その中に、広告セットと広告が存在しているイメージです。
Facebookで広告を出稿する際、この3段階層の1番上にくる、広告を一括りにしている母体をキャンーペーンと言います。
インプレッション
インプレッションとは、投稿や広告コンテンツが表示された回数を指します。別の言い方をすると、コンテンツの総合閲覧数です。
広告から実際の成果を得るためには、できる限り多くの人に投稿コンテンツを閲覧してもらい、配信情報に気づいてもらうことが、第一ステップとなります。
インプレッション数は、マーケティングファネルにおいて、1番上にくる指標なので重要です。
CPM
CPMとは、英語のCost Per Millの略で、広告表示回数1000回あたりにかかる広告コストを示す指標です。
別の言い方をすると、『インプレッション数1000回あたりにかかる費用= CPM』となります。
ちなみに、2021年現在の、全業界平均の CPMは7.19ドルで、日本語にざっと換算すると700円程度となっています。
700円程度で1000回の広告表示ができるとは、とてもコスパがいいですね。
リーチ
リーチとは、広告を見たユーザーの数です。
インプレッションとの違いは以下。
インプレッション:広告の合計表示回数数をカウント リーチ:広告を閲覧した合計ユーザー数をカウント
例えば、Aさんに同じ広告が2回表示された際のカウント方法は以下となります。
インプレッション数=2 リーチ数=1
つまり、インプレッション数を数える場合は、同一人物が同じ投稿コンテンツを複数回見た場合であっても、その度にカウント数を追加します。
しかし、リーチ数の場合は、広告が何度表示されても、同じ人物への表示回数は1カウントとしか数えません。
CPC
CPC(Cost Per Click)とは、広告が1クリックされるごとに発生する広告費用のことです。
先ほど説明した、インプレッション数やリーチ数は、広告の配信効率を測る指標ですが、CPCは、ターゲット層となるユーザーが実際に起こす行動を測定するための指標となっています。
つまり、CPCは出稿した広告の実際の効果など、広告のパフォーマンスを測る上でとても重要な数値となります。広告の結果検証を行う際は、必ず数値の確認を行うようにしましょう。
CPA
CPA(Cost Per Action)とは、日本語にすると顧客獲得単価という意味を持っています。
別の言い方をすると、ビジネスがターゲット層となるユーザーに1番とって欲しいと願う行動を獲得するのにかかる費用のことです。
ゴールとなる顧客行動は、リンククリックや、ランディングページの閲覧、いいね、コメント、シェアなど、目的に合わせて広告出稿の都度設定することが可能です。
フリークエンシー
広告一件が、一人のユーザーの表示される頻度を表す数値です。
同じ広告が何度も度重なり特定ユーザーに表示されると、「鬱陶しい」などの感情を与えてしまい、ブランドイメージを落としてしまいかねません。
ちなみに、一般的には、繰り返しの広告表示回数が5回を超えたあたりから、ユーザーからの印象が悪くなる傾向が強くなると言われています。
そのような状況を避けるためにも、定期的に広告の分析結果の目を通し、フリークエンシーがあまり高くなりすぎないように注意しましょう。
また、よく混乱されがちな、Facebook広告用語に「リーチ&フリークエンシー」という言葉があります。
これは、広告の設定方法を指す用語で、先程のフリークエンシーとは全く別の単語です。
広告出稿時に、「リーチ&フリークエンシー」を選択すると、1人のユーザーに広告を表示する回数(フリークエンシー)をあらかじめ決めることが可能になります。
一人当たりのフリークエンシーが高すぎる、という問題を抱えている場合は取り入れるといい解決策ですね。
CV/CVR(コンバージョン)
CVとはコンバージョンの略で、CVR(Conversion Rate)とはコンバージョン率のことです。
コンバージョン率とは、広告を閲覧したユーザーのうち、商品購入や資料請求など、ビジネスが顧客に期待する最終アクションと設定する行動に達した人の割合を指す数値となります。
例えば、あるブランドが「Tシャツ販売』を目的にしたウェブ広告を打ち出したとしましょう。その際、広告をみてウェブサイトの購入ページへ100人のユーザーが訪れ、その中から実際に購入に至った顧客の人数が10名の場合、コンバージョン率は10%となります。
Facebook広告に限らず、デジタルマーケティング全般において、重要な指標の一つとして頻出するので必ず抑えておきましょう。
コンバージョンに関して詳しく解説した動画も作ったので、こちらよりご視聴ください。
CTR(クリック率)
Click Through Rateの略で、日本語ではクリック率と訳されます。
表示された広告が、実際にクリックされた割合を示す指標です。 CTRは、通常以下の計算方法で割り出すことができます。
✅CTR計算方法 CTR=広告クリック数➗広告表示回数
広告の効果や改善の必要性などを検討する際に重要な指標なので、必ず覚えておきましょう。
ということで、以上、Facebookビジネス運営と広告出稿に必要な用語12個でした。
Facebookをビジネス活用し始めた初期段階は、何かと混乱すことも多いですが、最低限の重要ポイントを覚えておくと意外と簡単に運営できるので、焦らず慌てず進めていきましょう。
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